現在、Java はバージョン 12 まで出ているが、Stream API やラムダ式は依然重要だと思われるので、これを学ぶ意義は大きい。
また、クラスが錯綜している日付処理について整理できたのが良かった。Java 8 以降の場合、基本的には Date and Time API を使えばおk(e.g., java.time.LocalDateTime)。
さらに、Java ネイティブの書き方だけでなく、周辺ツール(e.g., Maven、Jenkins)や外部ライブラリ(e.g., Apache Commons、Jackson)についても触れられている。また、簡単にではあるが、オブジェクト指向的な書き方・スレッドセーフ・デザインパターンについても書かれており、Java 開発に必要な情報は一通りまとめられている印象。
本書を読む限り、JSON / XML / CSV ↔ Java オブジェクトの変換には、それぞれ以下のライブラリを用いるのが良さそう(CSV に関しては他に良いのがあるかも)。
HTML は常にブラウザメーカーとページ作成者、標準化マニア、そしてたまたまそこへ居合わせてマークアップについて意見を言いたくなった人々の、話し合いから作られてきた。HTML の成功したバージョンはほとんど「レトロスペック」で、現実に追従すると同時に正しい方向へ導こうとする努力の賜物だ。HTML は「純粋」でなくてはいけないと主張する人々(おそらくブラウザメーカーかページ作成者、あるいはその両方を無視することになる)は、単純に間違っている。HTML は今まで一度も純粋であったためしはないし、純粋にしようという試みはすべてとんでもない失敗で、後続によって置き換えられるだけに終わっている。