2021-01-01から1年間の記事一覧
渡辺 正峰著『脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦』1 を読んだので、今回はその感想を書いてみる。 意識のアップロード!(意識の機械への移植)というサイバーパンク的な内容に釣られて読んだが、意識研究を中心とした脳科学の歩みについて概観できてシ…
実は見てなかったシリーズということで、今回はリチャード・オスタリンド(Richard Osterlind)の『マインド・ミステリーズ』(Mind Mysteries)シリーズ 1 について。以前から部分的には見ていたものの実は通しで全巻を見たことが無く、今回、と言っても結…
……もしも……死んでもひとりだったらどうする? 今回は黒沢清の『回路』1 について。映画 2 でなく小説版について書くが、本質的にはほとんど共通する。映画の『回路』については別の機会に書こうと思う。 回路の世界では、人は死後、魂(意識)だけの存在とな…
今後不定期で「死」を題材にした記事を投稿していこうと思う。死に関する小説や映画などのあらゆる表現・哲学・思想・科学・病気・その他自分が考えたことなど、様々な面から死について書いていく。 人は死ぬから生きていると言えるので、死について考えるの…
TL;DR Mac OS(macOS)は標準でアンチウイルス機能を持っている。 背景 なぜ今更こんなことを書くかと言うと、Windows については OS 標準で Windows Defender というアンチウイルス機能があるためサードパーティーのアンチウイルスソフトは不要という記事等…
今月配信が始まった Netflix のドキュメンタリー『事件現場から: セシルホテル失踪事件』を観た。 本作はいわゆる「エリサ・ラム事件」をメインの題材として、この事件の顛末を解説していく。 エリサ・ラム事件と言えば未解決事件的な文脈で有名だと思うが、…
面白かったので。ただ観たの数ヶ月前で記憶が曖昧なので細部で間違ってたらごめんなさい。別の作品と混同している可能性めっちゃある。 なお、以下の各話あらすじは Amazon.co.jp: 闇動画4を観る | Prime Video から引用。 合い鍵 映像提供者の同僚は結婚を…
https://www.amazon.co.jp/dp/4833221705 ロバート・ノージック著『アナーキー・国家・ユートピア』1(原著 2)が面白かったので簡単にその感想を書いてみる。 本書の論理展開はほぼジョン・ロック的な自然権のみを前提としておりどのような形態であれ国家を…
※ いつも通り『サイバーパンク2077』のネタバレを含みます。 2020 年 12 月に発売された何かと話題のゲーム『サイバーパンク2077』を、女 V で太陽・星・節制・悪魔エンディングをクリアしたので感想を書いてみる。 前提として自分の状況は次の通り。 ゲーム…