- プリキュアは世界の平和のために戦うのかと思っていたら違った。プリキュアは、自分や、自分の大切な人のために戦う。非常に自分主義的で良い。主人公が戦う女の子という点も相まって更に良い。プリキュアが本気になるのはいつも、自分の大切な人が傷付けられたとき
- OPのアニメーションが良い。なぎさとほのかが出会う前から、8話を通して結束し、敵に立ち向かうまでの本編のストーリーが集約されている
- EDの歌詞が良い。プリキュアの自分主義的な思想を反映していて良い。世界の平和を守ることより、チョコパフェとイケメンが大事という絶対的真理
- プリキュアの衣装が超良い
- 有名な8話はやはり最高
- 8話以外のストーリーは退屈なことが多い
- 単純な作品の完成度としては、「1-8話 + 残りを5話分に圧縮」で1クールの長さにすると丁度良さそう。でも、1年通してやるとキャラへの愛着がより湧くし、そもそも女児アニとしてはこの濃度でも良いと思う(もっと濃くても良いけど)
Roleplayer by Benjamin Earl
数日前に発売されたBenjamin Earlの電子書籍『Roleplayer』のレビューです。
本人のサイトで購入できます。
https://www.benjaminearl.com/product-page/roleplayer
Roleplayerの現象は次の通り。
観客は好きなカードの名前を言った後、デックをシャッフルする。その後、観客自らがそのカードのフォーオブアカインドを見つけ出す。この間、演者はデックに手を触れない。
内容は、Roleplayer複数バージョンの手順解説と、そこで使える技法・理論解説。
最近のEarlらしく、手順はシンプル・ダイレクト・大胆な感じ。この手順の核は、タイトルにもなっている「roleplayer」の部分。
技法部分は様々なサトルティ・アイデアが書かれていて良い感じ。例えば複数枚のカルなど。この辺りは他のカードマジックにも応用しやすい。特に「Real Ace Cutting」とか。
理論部分は、演者の態度や観客の記憶コントロールについて。
リアルな体験を観客に提供するには、観客の記憶をコントロールする必要がある。そのために演者はどのような態度を取り、どこに注意を向けさせるべきか?といった内容。
また彼は、観客に少しも疑いを持たせないことを徹底していて、スライト・原理・ギミックの気配を感じさせる手法を排除している。その結果、使える手法は限られてくるようで、いつも同じようなスライトや原理を使ってる印象がある(C-C-Forceとか…)。ちょっと特定の技法を信頼し過ぎではないかと思わなくもないが、技法そのものだけでなく、態度や心理テクニック等でカバーするということだろう。
彼のマジック全てに通じるが、徹底的に観客目線でマジックを作っているのが良い。実際に上手く機能するかという点は難しいが、個人的にはある程度上手くいきそうに思う。少なくとも方向性は正しいと思う。
全体としていつもの彼らしい感じなので、ものすごく目新しい部分などは無い。『Less Is More』辺りを読んでいると冗長に感じる部分も多い。
ただ、彼のマジックが好きなら間違いなく面白いだろうし、特に技法部分のサトルティは応用しやすく勉強になる。
お勧めです。
JavaでXML署名を実装する
Qiita のこちらの記事に書きました。
へレディタリー/継承(映画公開前)
先日、Filmarks の試写会で『へレディタリー/継承』を観た。
(Ari Aster. Hereditary. United States: 2018.)
原則このブログではネタバレを一切考慮していない。しかし現時点で本作は一般公開前なので内容には触れずに、Filmarks に書いたレビューのリンクを貼っておく。
へレディタリー/継承のharuのネタバレレビュー・ 内容・結末 | Filmarks映画
とにかく本当に怖いので絶対に観るべき!
個人的には、『回転』・『エクソシスト』・『呪怨』などと並ぶレベルの映画史に残る傑作ホラーだと思う。
勝ち組・負け組
例えば就活で、「Aという企業に入ったら勝ち組で、Bという企業に入ったら負け組だ」というようなことは存在しない。
人生において勝ち負けは無いし、あるとしたら人間は全員死ぬので全員負け。
自分は中学生の頃から、「人は皆必ず死ぬ」ということに非常に自覚的だったので、ずっとこう思ってきた。
ちなみに、人間の死に自覚的になったきっかけは、山口 雅也の『生ける屍の死』1という小説を読んだこと。
自分はこの小説の影響を本当に強く受けていて、好きな映画のジャンルがホラーと恋愛であることにも関係している。
-
Masaya Yamaguchi. Death of the Living Dead. Japan: October 1989.↩
Eric Chien FISM Act: First Impression
FISM 2018 クロースアップ・グランプリ Eric ChienのFISMアクトを観たので、初見の印象を書いておく。
観てみて、取り敢えず面白かった。ただ、すごく好きかというとそうでもない。
自分の好みではなかったというだけなので、このアクトを批判するものではないです。
動画はこちら。
現象
演者が白いリボンをテーブルの中央に置く。すると、リボンの左右でカードの色が変化したり、カードがコインに、コインがカードに変化したりする。このアクトで凄いのは、この変化現象が非常にビジュアルに起きるところ。
この、リボンの左右でカードが変化するというのは、Helder GuimarãesのInvisible Threadを思い出させる。これは、見えない糸という演出を用いたFollow the Leader風のリセットで、非常に巧く構築された名作だ。
また、このアクトはLennart Greenの影響が強い。Greenはカードを左右交互に配っていくと赤黒に分かれるというマジックを(レギュラーデックで!)やっており、ここで用いられる彼の代表的なテクニックは、Eric Chienのアクトでも使われている。
気になった点
マジックの個人的な好みとして、実際に使われる手法と、現象から想起される手法とが乖離している方が好き、というのがある。例えば、スライトを使った場合はギミック的な現象に見え、ギミックを使った場合はスライト的な現象に見えるのが好み。どこでどんな手法を使ったのかが分からず、不思議さが増すと思う。1
この点で今回のアクトは、スライトっぽい所とギミックっぽい所がはっきりしているように見え、あまり好きではなかった。悪い意味で直接的過ぎるというか、ギミックやスライトを順番に見せられているだけに感じてしまう。これはShin LimのFISMアクトでも感じたが。
他に気になったのが、ラッピング。このアクトのように、テーブルを使い、座った演技を見ると、自分のような馬鹿でもラッピングという手法を想起する。
となると、ラッピングを考慮しても不思議に感じるくらい強烈なことを起こして欲しい。Tony SlydiniやYann Frischはこれがよくできていると思う。
Eric Chienのアクトはそこまでのレベルには感じず、ラッピングを使ってうまいことやったんだろうなー、くらいの印象にしかならなかった。
演出・現象的にも、先程述べた通り、HelderやGreenを筆頭に既存な感じが強いので、目新しさは感じなかった。
Conclusion
初見の印象なのでいずれ変わるかも知れない。
何はともあれ、FISMグランプリのアクトを観られて本当に良かった。FISMの映像は放送や販売するなどして欲しい。
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Lennart GreenのFISM失格エピソードみたいな状況が最強だと思う。あとは、絶対にレギュラーデックだと思い込ませるために、何日も前から仕込んでおくとか。↩
iPhone XS:雑なレビュー
iPhone XSを買って使い始めたので、雑なレビューを残しておく。
購入したのは「iPhone XS スペースグレイ 64GB SIMフリーモデル」。
これまでのスマホ使用状況
- Xperia Z3ユーザ
- iPhone使用経験無し
- iPad mini 4ユーザなので、iOSは経験有り
- スマホゲームはほぼやらない
- 写真はあまり撮らない
- Googleフォト使用
- 動画は入れない(iPad mini 4に入れる)
- 音楽は入れる
良かった点
- ディスプレイがめっちゃ綺麗
- ほぼベゼルレスで、本体サイズに対しディスプレイが大きい。現代的なデザインで良い
- 片手操作可能な最大サイズ程度
- Z3より若干小さく、持ちやすい
- サクサク動く
- iOS 12の機能・公式アプリが洗練されていて気持ち良い
- Face IDが便利
- 顔認証の存在を忘れるくらい、簡単にロック解除できる
- 暗くても認識してくれる
- 外見を2種類登録できるので、認識精度を上げられる(e.g., 眼鏡あり/なし)
- Touch IDより便利だと感じる(登録/認証速度・認証精度)
- Apple Payが便利
気になる点
- 高い
- カメラの出っ張りが邪魔
- ノッチが気になる
- Z3より質量が重い
- バッテリーは大して持たない
- スペースグレイの場合、指紋跡が目立つ(個人的にはあまり気にしていない)
P.S.
Apple公式サイトで、「XS」・「Xs」の表記揺れがあるのがめっちゃ気になる。
あと、ストレージ戦略で儲けようとしてるのがムカつく。