Blufflog

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Magic

Bluffbox

Bluffbox というマジックのレパートリーなどを管理できる Web サイトを作ったので公開します。 https://bluffbox.haru52.com/ マジックのレパートリーを管理していないと、自分がどんなマジックができるのかが分からなくなりがちです(少なくとも自分は)。…

Paper Work (Asi Wind)

今回は Asi Wind(アシ・ウィンド)のレクチャーノート『Paper Work(ペーパー・ワーク)』1 について。日本語訳がマジックランドから出ており、現在、以下のサイトで購入可能。 マジックランド MAJION monthly Magic Lesson Shoppers 3-D Telepathy(3-D テ…

トライアンフの向き問題

トライアンフで現象を示す際のカードの向きはしばしば議論の的になる。そこで、この件についての自分の考えを好き勝手に書いてみる(異論はあると思うが…)。候補は次の 2 つ。 裏向きのカードの中で観客のカードだけが表向きになる 表向きのカードの中で観…

カードマジックデザインズ

今更ながら、佐藤 総さんの名著『カードマジックデザインズ』1 について。 本書の目玉は何と言っても「ミミック・ショウ」。この原理はマニアであればあるほど凄さが分かる原理・技法の典型だと思う。例えば初心者がこの原理を知っても、他の原理・技法と比…

John Scarne's Think a Card

今回は John Scarne の『John Scarne's Think a Card』1 について。 現象 観客がシャッフルしたデックをテーブルに表向きで広げる。2 人の観客と演者がそれぞれ 1 枚のカードを思い浮かべる。演者はそれぞれが思い浮かべているカードの予言を紙に書き、各自…

鏡の中のカード

今回は氣賀康夫氏の『ステップアップ・カードマジック』1 に収録されている『鏡の中カード』というマジックについて。 現象 二組のカードを用いる。裏が青と赤と二組を使うのがいいだろう。一つを術者が、もう一方を観客が保持する。二人は鏡のように同じ動…

The Challenge

マジックの本やビデオをレビューするのは少し重いので、トリック単体を紹介する記事を不定期で書いていこうと思う。 今回はDai Vernonの『The Challenge』。この作品はLewis Gansonの『The Dai Vernon Book of Magic』1に収録されている。 現象 演者は2枚の…

Roleplayer by Benjamin Earl

数日前に発売されたBenjamin Earlの電子書籍『Roleplayer』のレビューです。 本人のサイトで購入できます。 https://www.benjaminearl.com/product-page/roleplayer Roleplayerの現象は次の通り。 観客は好きなカードの名前を言った後、デックをシャッフルす…

Eric Chien FISM Act: First Impression

FISM 2018 クロースアップ・グランプリ Eric ChienのFISMアクトを観たので、初見の印象を書いておく。 観てみて、取り敢えず面白かった。ただ、すごく好きかというとそうでもない。 自分の好みではなかったというだけなので、このアクトを批判するものではな…

理想とするマジックのスタイル

念の為前置き これは個人的な好みなので、これが正しいとかそういうものではない。 「マジックのスタイル」とは? 要は、「どういう体でマジックを演じるか?」ということ。 何が現象を起こすのか。魔法?ギミック?スライハンド?心理学?超能力? そもそも…